東急建設(1720)の22年3月期決算を四半期ごとに確認します。
業績予想
評価:☆☆☆☆☆
2021年5月12日、今期の業績予想が発表されました。
最終利益は、前期の26億円から48億円に回復するもののコロナ前の水準からみるとまだだいぶ低いです。
しかし配当は40円と発表され、これはコロナ前の水準から見ても高いです。
同時に発表された株主還元方針の見直しによると、下記のように変更になったようです。
変更前:配当性向20%目安
変更後:ROE10%以上と連結配当性向 40%以上とが均衡した自己資本配当率(DOE)4.0%以上
要はDOE(1株あたり配当÷一株あたり自己資本)が4%以上になるように配当をだすようです。
2021年3月時点での一株純資産が983.9円ですのでその4%(39円)くらいの配当になるのかなと思います。
今後の業績にも期待ですが、なにより株主還元の基準が大幅に引き上げられたことで星5です!
出典:株探
第一四半期
評価:☆☆
2021年8月6日に第一四半期決算が発表されました。
第一四半期の結果は赤字となってしまいました。進捗率は-5%です。
どうやら手がけている工事で基礎杭に不具合があり、その影響で損失が出ているようです。
売上ベースの進捗率も20%と低めなのも気になります。下方修正が出ないといいですが。
出典:株探
第二四半期
評価:☆
2021年11月8日、第二四半期の決算が発表されました。
48億円の黒字予想から一転、48億円の赤字予想となってしまいました。(ノ∇`)アチャー
基礎杭の不具合に加え、完成した工事の瑕疵対応が発生してしまったようです。
大赤字なのに配当は出していただけるようで、ありがたいです。
出典:株探
第三四半期
評価:☆☆☆
2022年2月8日、第三四半期の決算が発表されました。
出典:株探
第二四半期で大幅な赤字予想となりましたが、第三四半期は悪くなさそうです。
最終利益-48億円に対し、現時点で-54.5億円となっており、第四四半期が順当に進めば赤字幅は縮小することが予想されます。
通期決算
評価:☆
2022年5月12日通期決算が発表されました。
4月22日にすでに業績の下方修正が出ていました。
48億円の赤字予想が71億円に拡大してしまいました。
配当も40円から25円へと15円(62%)も減配です。
出典:株探