調べた、やってみたこと

インフラファンドをNISAで買うのは損かと思ったけど、そうでもなかった

私は日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(インフラファンド)をNISA枠で購入しました。

買った後、税金の関係で失敗したかなと思ったのですが、よくよく調べてみるとそうでもないなと思ったので、そのことについて記載します。

失敗したと思った理由

インフラファンドは配当利回りが高いので、NISA枠で購入して配当金を非課税でもらおうと考えていました。ところが、配当金をもらってみるとその一部は元々非課税であるということがわかりました。

例えば2021年7月の分配金は一口あたり3,200円ですが、そのうち1,891円は利益分配金、1,309円は利益超過分配金として支払われます。

利益分配金は通常の株の配当と同じく20%の税金がかかりますが、利益超過分配金は非課税で受け取れるとのことでした。

利益超過分配金は、減価償却費を出資者に返却するものなので非課税ということのようです。

せっかくNISA枠を消費して買ったのに、1,309円分は(NISA枠をつかわなくても)非課税で受け取れるのであればその分損をしたと思いました。

そうでもないと思った理由

利益超過分配金として受け取った分は、出資金の払い戻しを受けたような扱いになる為、受け取った時に取得単価が減ることがわかりました。

<分配金を受け取る前と後の取得単価>

取得単価が1,560円減っていますが、これは、自分の購入価格に対してどれだけの払い戻しを受けたかによって決まります。投資法人から純資産減少割合は0.015%であると通知が来ていました。

私の場合は取得単価が104,000円なので0.015%をかけて1,560円となります。

実際にもらった1,309円とずれてしまいますがここは取得単価によって変わってくるようです。

取得単価が下がるとそれを売却した時の売却益も大きくなります。税金の20%は売却益にかかるので、今は配当金を非課税で受け取っても最終的に売却する際には税金を支払うことになります。

NISA枠で買っている為、売却益に税金はかかりません。また、5年後に非課税期間が完了するときも取得単価はその時の価格で特定口座に移される為、NISA期間の取得単価減少の影響は受けません。

というわけで、結局のところ、NISA枠でインフラファンドを買ったからといって損ではないということがわかりました。

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hazukei
「はずけい」と申します。 この度一児の父となりました。まだ実感はわかないのですが、猛烈に忙しくなりそうです。楽しみつつ頑張りたいと思います!