本日は
東京証券取引所のシステム障害で、1日中取引が停止されました。
いつものように9時半ころアプリで株価を確認したところ、値動きがゼロ円になっていました。あれ?と思ってSBI証券のポートフォリオ画面を見るとこちらも前日比の欄が空欄です。
これはもしや!?と思ってニュースを見たら東証のシステム障害がトップニュースで報じられていました。
相場情報を配信するシステムに障害が発生した為、全銘柄の取引を停止し、同じシステムを利用する名古屋、福岡、札幌の各取引所も同様に停止したとのことです。
最近の
ドコモ口座からの不正振込や、SBI証券のなりすまし取引、送金が頭をよぎった方も多いのではないでしょうか。
今回の原因は、機器の故障との事ですが、便宜上そのように発表することもあるようなので、真相はわかりません。
ただ、原因を発表したという事は、真偽はともかく原因がきちんとつかめているという事です。同様に不正アクセスの可能性も低いと思われます。
私は長期投資スタイルなので、1日くらい取引できなくても問題は無いのですが、信用取引やデイトレードをされている方には大きな影響があったのではないでしょうか。
全員、同様に取引ができなかったので、誰かが大きく損をするという事は思い当たらないのですが、前代未聞の出来事なので明日は何が起こるか注目ですね。
取引停止で
怒り心頭の方もいるでしょうが、同じシステム開発に携わる人間としては、中の人の事を思うと大変だろうな、と同情の気持ちになります。
今回のような、複数のシステムが絡み合う大規模なシステムの場合、最も大変なのは、再稼働させたときにちゃんと動くことを保証するという事です。
たいていの場合、エラーの原因と解消方法はすぐに見つかりますが、再稼働時にデータに不整合が起こったり、溜まったデータが一度に流れて、想定外の高負荷によってあらぬ動きをしないかなど、気を遣うところはたくさんあります。ましてや、お金が絡むシステムなので万が一は許されません。
中の人の頑張りで、明日はまた無事に取引が再開されることを願っています!