最近買った株で「失敗したな」と思ったものがあったので記載しておこうと思います。
銘柄は「1720:東急建設」と「9810:日鉄物産」です。
買ったときの状況
東急建設は544円で400株購入しました(矢印のあたり)。2020年8月22日現在の株価が469円なので、30,000円の含み損状態です。
日鉄物産は3,580円で100株購入しました。現在の株価が3,125円なので、45,500円の含み損状態です。
購入当時は、コロナショックの第一波がひと段落して、日経平均も2万3千円を超える等、コロナショック前の水準まで戻りつつあるという状態でした。
上がりきってしまう前に、もう少し買いたと思い探していたところ、株価の戻りが遅れていた2銘柄を見つけました。両方とも配当利回りが5%を超える高水準で割安だと判断して購入しました。
現在の状況
7月末に発表された、第1四半期決算では、両社ともに大幅な減益、減配と散々な結果でした。
東急建設第1四半期決算
経常利益は前年同期比で96.3%減の2.5億円、一株当たりの第1四半期利益も、前年45.39円⇒0.56円に急落です。配当も30円から10円と3分の1となる予想です。
日鉄物産第1四半期決算
経常利益は前年同期比で43.3%減の46.3億円、一株当たりの第1四半期利益は、前年162.98円⇒84.68円とほぼ半分です。配当も200円から100円となる予想です。
結果として、購入時に期待していた利回りと、現在の予想配当が行われた場合の利回りは下記のようになりました。
東急建設
購入当時の利回り:5.5%
現在の予想利回り:1.8%
日鉄物産
購入当時の利回り:5.6%
現在の予想利回り:3.8%
反省点3つ
利回りの高すぎる銘柄に注意
割安株を買ったつもりが、減配となったことで期待が外れてしまいました。やはり株価が戻らず利回りが高すぎる状態になっていたという事は、当時から減配リスクが高かったのだと思います。
利回りが高すぎる株には注意するべきという事を身をもって体験しました。
ただ、リスクがあるという事はそれだけ大きなリターンの可能性もあるので、ただ避けるのではなく、今後も見極めて買っていきたいと思います。
株主還元意識をチェックする
四半期決算を見たときに、東急建設はともかく、日鉄物産は頑張って配当維持してくれてもよかったんじゃないかなと思いました。
改めて同社のIR資料を見たのですが、強く株主還元するといった情報は見られませんでした。長く持ち続けようと思うので、今後買う銘柄は株主還元に力を入れている銘柄にしようと思います。
慌てて買わない
6月上旬は日本株式全体が上昇傾向で、このまま上がってしまうのではないかと思い、焦って買ってしまいました。
自分のやりたい投資は、株価の上昇、下降に賭けてギャンブルするようなものではないので、決算の結果を見てから、落ち着いて買う銘柄を選べば良かったと思います。