関西電力(9503)の22年3月期決算を四半期ごとに確認します。
業績予想
評価:☆☆☆
2021年4月28日、今期の業績予想が発表されました。
予想売上高は前期から19%減と予想され、理由としては会計処理変更、競争激化による販売電力量の減少、コロナの影響とのこと。
原子力発電の利用率を28%から50%まで高め、支出を削減する計画のようです。
1株配当は50円を維持していただけるようでありがたいですが、その分、配当性向は63.7%と高めになっています。
配当
(2021年4月28日)9月:25円、3月:25円
第一四半期
評価:☆☆☆
2021年7月30日、第一四半期の決算が発表されました。
通期業績予想は変更なし、EPSは第一四半期が17.1円と通期予想に対する進捗率は21.8%とあまり順調ではないように見えます。
第二四半期
評価:☆☆☆☆
2021年10月28日に第二四半期決算が発表されました。
第二四半期の業績はかなり良かったようで、進捗率は133%と1年で稼ぐ予定の利益をすでに達成しています。
ここは四半期ごとの利益にかなりブレがあり、昨年は第四四半期がマイナスでした。この先も楽観視はできませんが、下方修正はなさそうなので一安心です。
第三四半期
評価:☆☆
2021年1月28日、第三四半期の決算が発表されました。
最終利益が700億円から650億円へと7%の下方修正となってしまいました。
配当は変わらず50円の予想です。
進捗率は113%ですが、昨年も第四四半期で利益がマイナスとなったため今回も安心はできません。
更なる下方修正が出ないように見守りたいです。
通期
評価:☆☆☆
2022年4月27日、通期決算が発表されました。
最終利益は650億円から858億円へと32%の上振れしての着地です。
問題は23年3月期の業績予想です。750億円の赤字予想、配当も未定とのこと。
明日からの株価の下落が心配です。