情報処理技術者試験

高度区分を5つ持っている自分が昔に戻って基本情報処理技術者を受験するならこうする

私は、新卒の時から情報処理技術者試験を受け続け、2021年4月に24回目の受験を終えました。

今までに獲得した資格は、基本情報、応用情報、セキュリティスペシャリスト(現在の情報処理安全確保支援士)、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャです。

最初の頃は、基本情報でさえ合格できるかわからない高い山のように感じていましたが、最近は高度区分も普通に取れるなという感覚に変わってきました。

今後は、この不思議な感覚を後輩にも伝え、資格取得のサポートをしていきたいなと思っています。

後輩に自分のノウハウを余すところなく伝えるため、まずは自分の考えをまとめようということで『もし自分が過去に戻って基本情報処理技術者を受けるならこうやる』という視点で記事を書いてみました。

勉強スタートの時期

私が勉強期間を決める目安は、3年分の過去問を2周できる期間です。

ただし、最初のうちはどのくらい勉強に使えるか、どのくらいのペースで消化できるのかわからないので、3ヶ月前から勉強を始めることにします。

勉強スタートの前にやること

目標を紙に書く

A4のコピー用紙などなんでもいいので、そこにサインペンか何かで目標を書きます。

書く目標は「5年以内に、高度情報処理を1つ取得する」です。

目標を高く設定し、期限を切ることで、頭が勝手にそこに向かいます。基本情報を最終目標ではなく通過点とすることで合格確率はぐっと高まります。

ブログを開設する

レンタルサーバーを借りて、WordPressで自分のブログを立ち上げます。

これは、自分で勉強したことをノートがわりに書き出すメモとして使います。

学習した内容はアウトプットすることで定着します。外部に公開するため、あまりにも適当なことは書けなくなり理解が格段に進みます。

ブログを作っていて勉強する時間がなくなるのは本末転倒なので、試験まで時間がなければ、その次の試験までに準備すればいいと思います。

テキスト、問題集を買う

テキスト

テキストはなくてもいいかなと思うところですが、自分が過去に戻ったら買うと思うので記載します。

本屋に行って自分で解説がわかりやすいと思うものを選びます。

問題集

問題集は、過去問が最低3年分収録されているものを選びます。

下記で問題ないと思います。

日々の勉強の進め方

まずはテキストを一通り流す

得点を上げるなら過去問をやる方が効率的なので、テキスト学習は必ずしも必要ではないと思いますが、自分がもう一度やるとしたらテキスト学習もやります。

1ヶ月くらいかけて、テキストをざっと一通りやります。

全て理解しようと思っても、難しくて理解できなかったり、説明を読むだけでは頭に入ってこないので、こだわって時間をかけすぎないように注意です。

どんな問題があるか全体的に把握できるのと、一通りテキストをやったという安心感が得られます。

過去問を頭からやる

過去問を頭から解いていきます。わからなければ解説やテキストを見たり、ネットで調べたりします。

調べたことは、ブログにメモしておきます。「基本情報学習ノート」という記事を1つ作りどんどん充実させていきます。

午前問題が終わったら、午後問題もやります。現役の時は午後問題は勉強していませんでしたが、今からもう一度やるなら、練習のために午後問題も解きます。

午前問題のポイントは3つあります。

わからない用語は全部丁寧に調べる

最初は知識がない状態なので、問題文の内容もまるで呪文のように聞こえます。問題文、解説文(回答以外の選択肢)にかかわらず知らない用語は全て調べてブログに書き込みます。

また、DNSだったら「Domain Name System」「ドメイン名前システム」のように略される前の英語と意味もちゃんと調べます。

問題をやって回答を見るだけなら1日10問以上できるのに、用語を調べていると1日2〜3問しか進まず焦る気持ちになると思います。

知らない用語はお宝だと思ってじっくり調べ、ブログという自分の袋に入れます。

次第に用語が自分の記事の中でヒットするようになると、記憶が繋がって学習効率がアップします。

計算問題、ロジックはやり方を調べる

計算問題、ロジックの問題は計算方法や解き方を誰かに教えるつもりで書きます。

教える誰かというのは未来の自分になります。

一度自分が理解したことをもう一度自分の解説で思い出すことで記憶により定着します。解説がわかりにくければアップデートしてどんどんわかりやすくします。

ブログに書きにくい問題もあるので、それは無理して書こうとせずに解説だけ読んで流しましょう。

進み具合から自分のペースを調整する

学習期間は3ヶ月、過去問3年分2周を目標ペースとして進めますが、最初のうちはそんなに都合よく進まないかもしれません。

1週間くらいやってみて、自分が解いた問題数からペースを測り、本番までに過去問3年分1周くらいはできるように調整します。

勉強する時のポイント

目標を読む

朝勉強する前と、夜寝る前に自分が書いた目標を声に出して読みます。

スポーツのイメージトレーニングのようなもので、自分の頭が勝手に本気モードに入っていって努力の継続が楽になります。

勉強するのは朝

自分の生活リズムを1時間前倒しにします。

夜11時に寝て、朝6時に起きているのであれば、10時に寝て5時に起きる生活に変えます。

前倒しでできた1時間で勉強します。朝は一番効率よく勉強ができるゴールデンタイム。朝の時間は夜の2倍以上効率が良いと感じます。

早起きに失敗して30分しか時間が取れないということはよくあります。「失敗したから明日から」とはせずに、30分でもいいので勉強するようにします。

土日も平日と同じ生活リズムになるように心がけて、平日と同じように朝勉強します。

休日などは、まとめて勉強したくなりますがそれはやりません。

いつでも勉強ありにしてしまうと、暇な時間は勉強しなければいけない気がしてストレスになります。他の勉強時間の効率も薄まります。

「勉強するのは朝だけ、それ以外はやらない」と割り切り、試験当日の朝まで淡々と同じペースでやり続けます。

最後に

私も最初のうちは、土日にまとめて勉強しようとしたり、朝どうしても起きられなくて1時間早く出社して勉強していたこともあります。

試行錯誤した結果、今からもう一度やるならという視点で書かせていただきました。

誰にでも役立つ方法ではないかもしれませんが、何か一つでも役に立つ情報があれば幸いです。

ABOUT ME
hazukei
「はずけい」と申します。 この度一児の父となりました。まだ実感はわかないのですが、猛烈に忙しくなりそうです。楽しみつつ頑張りたいと思います!