思った事

コロナ禍のテレワークでSEが感じたこと

私は、都内のIT系企業で、システムエンジニアとして働いています。

コロナ禍で始まったテレワークという新しい働き方について、現在の仕事の状況や、感じたことを記事にします。

仕事内容と現状

私は、情報システム部門に所属し、システムの運用や、問い合わせサポートといった業務を担当しています。

4月7日、緊急事態宣言が発令され、私の会社でもテレワークがスタートしました。7月からは一週間のうち、1日は会社に出社し、残り4日は引き続きテレワークを行う事となりました。

この状況は9月1日現在も継続中です。

当初は、1か月程度の一時的なものだろうと考えていたのですが、この状況はしばらく続きそうです。

業務で変わった事

Web会議はメリットしかない

会議は全て、Web会議となりました。

これと言って問題は感じません。

今までわざわざ会議室に移動したり、客先での会議では電車を乗り継いで移動していたことを考えると非常に効率的だと思います。

会議の時間も必要最低限になったように感じます。今までは、せっかく集まったのだから予定時間いっぱいやらないといけないという意識が働いていたのが、業務と会議を切り替えが早くなったことで早めに終了することに対し、心理的抵抗がなくなったのではないでしょうか。

他人の時間を奪う、他人から時間を奪われることが減った

わからないことは、近くにいる詳しい人にすぐ聞いていたのですが、自分で過去のメールや資料を調べるようになりました。

逆に、他人からちょっとしたことを聞かれることも減りました。システムへの電話による問い合わせ件数も50%以上減少しています。

コミュニケーションはメール、チャットがメイン

コミュニケーションの方法は、ほとんどメールやチャットになりました。支持や質問も文字で来るので、自分の作業を中断することなく対応できるので効率的です。

私は、人の話をその場で的確に理解し覚えるのが苦手なので、内容を後から確認できるのは大変ありがたいです。

普段一緒に仕事をする人とのコミュニケーションも減りましたが、業務で関わらない人とのコミュニケーションはゼロになりました。

仕事のメリハリがついた

テレワークでさぼることがあるかと言われれば、あります。具体的には、ニュースサイトを見たり、ソファーで寝っ転がったり、お茶を飲んでお菓子を食べたりします。

ただし、さぼるのは仕事が無いときだけです。仕事が詰まっている場合は、周りに邪魔されることなくなった集中できる環境で効率的に業務をこなしています。

また、あまりにも仕事が無い時は不安になり、自主的にできることを探すようになりました。誰かが見ているわけではないので、私がさぼらず働いたという事は、仕事の成果、出来高で示す以外にありません。私の成果が無いという事は、仕事をしていなかったのと同じことになります。

また、朝は1時間ほど早めにPCをつけて業務の勉強や調査をするようになりました。業務とは直接関係のないことは、会社では周りを気にしてやりにくかったのですが、現在はその抵抗がなくなりました。

不要な残業もゼロになりました。以前は周りが仕事をしているのに自分だけ先に帰るのは少し気が引けたのですが、現在はチャットで業務終了連絡をするだけなので心理的な抵抗が減りました。

メール誤送信が増えたらしい

メール誤送信件数が非常に増えたという事で問題になりました。

会社では、Webでのコンプライアンス研修も増えています。

テレワーク期間は当初、せいぜい1か月程度だろうと言われていたので、私も含め「突然来た夏休み」のような浮ついた気持ちがあったように思います。現在はテレワークが日常となりつつあり、浮ついた気持ちはなくなっていると感じます。

金銭面の変化

収入は変化なし

ありがたいことに、コロナ禍でも私の収入は減ることはありませんでした。

私の周りでもそのような話は聞かないので、システム系の会社では、収入減となるような影響は出ていないようです。

お小遣いが減らなくなった

今月のお小遣いを、財布に入れようとしたら、先月のお小遣いがまるまる残っていてびっくりしました。

飲み会がなくなり、お昼は自宅、私服やスーツなどにかけるお金も以前ほどいらなくなった為、自分の財布から物を買うことがほとんどなくなりました。

ちなみに、会社の周りの飲食店はつぶれたところもあり、必死で呼び込みをしている姿を見て、だいぶ苦しそうだなと感じます。

家計の支出はトータルで変化なし

夏の暑い時期に自宅のクーラーはフル稼働だったので、来月の電気代の請求が怖いです。

食費や、お菓子購入の金額が増えました。

レジャーに使うお金が減っているので、トータルで見るとあまり変わらないのかなと思います。

健康面の変化

ランニングをするようになって痩せた

通勤がなくなった分、ランニングを始めました。ほぼ毎日6キロを走っています。

そのおかげか、3キロ痩せて、ズボンのベルトも一つ分短くなりました。

仕事中にお菓子を食べることが多くなったのですが、外食の油や塩分の多い食事は減ったと思います。

体が痛かったが、慣れてきた

自宅では和室のちゃぶ台で仕事をしているのですが、テレワークの最初の1ヶ月は、肩、腰、背中がとても痛く辛かったです。

最近は、慣れてきたのと、体を良く動かすようになったので大分改善されています。

仕事に集中しているときは肩こりがひどくなります。

精神面の変化

ストレス大幅減

仕事に対するストレスが大幅に、軽減されました。以前は月曜日の出社前は気分が暗くなっていたのですが、現在は全くそのようなことはありません。

「体調が悪かったり、嫌になったら寝っ転がればいいや」と思って仕事ができるので、気持ちにとても余裕があります。

仕事から、プライベートへの切り替えに時間がかかる

業務終了後、すぐプライベートに切り替えるのが難しいというマイナス面もあります。仕事が終わった直後は、感情が高ぶったままだったり、イライラしたりすることがあり、妻に冷たい対応をしてしまった事がありました。

これからの希望

私は、できればこのテレワークという働き方を今後も続けていきたいと思っています。

実際にやってみて、自分にとってはデメリットよりも、メリットの方が非常に大きいと感じました。

場所に縛られることなく働けるのであれば、地元で親の農業を手伝ったり、親の介護をしたり、子供を自然の多いところで育てたいという希望も叶います。

ABOUT ME
hazukei
「はずけい」と申します。 この度一児の父となりました。まだ実感はわかないのですが、猛烈に忙しくなりそうです。楽しみつつ頑張りたいと思います!