世界最強の商人
成功の秘訣がわかりやすく簡潔にまとめられている。
この本に収められている秘密には、人生を変える力がある。
他のノウハウ本では、大事な部分がぼやけてわからなかったり、同じことを繰り返したりということがあるが、この本では無駄なものをそぎ落とした、本当に大切な物だけが抽出されていると感じた。
落ち込んだ時や、何をやったらいいかわからなくなった時にこの本をいつも読み返している。
物語部分はおまけのようなものだと感じた。
働き方完全無双
2ちゃんねるのひろゆきさんの本。
現代社会を彼から見た状況、今後の予測、どうするべきなのかが書かれている。
納得することばかりで、予想も本当に起こることだと感じた。
自分には「とりあえず首を突っ込んどけ」という考え方が一番刺さった。
思考の整理学
朝飯前の考え方は、本当にその通りだと思う。農業をやっていた祖父のことを思い出した。朝4時に起きて、朝食を食べる8時までにはすでに一仕事もふた仕事も終えていた。
雑誌のスクラップに関しては、情報がデジタル化している現在(未来)では使われなくなる手法だと感じながらも、そこに関連する醸造という手法も同時に失われてしまうのではと感じた。ある意味ロストテクノロジーかもしれない。
情報は鮮度がいい方がよいとされているが、寝かせて価値のある情報にするという考え方は面白い。
頭で考えたことをしゃべってしまうと、それで満足してしまい、やらなくなる。
フォルトナの瞳
フォルトナの瞳を手に入れた主人公とその周りの人々の物語。
登場人物が少なく、物語に引き込まれるようにどんどん読み進めた。
主人公が自分の感覚とずれすぎていて感情移入できなかった。
ラストは予想した展開そのままで、最後はこれで終わりかという感じ。
百田尚樹さんの作品は好きなのでよく読むし、いつも泣かされるが、これはそうでもなかった。
サラバ(上・中・下)
2018年本屋大賞2位ということで読んでみた。(第152回直木賞受賞作でもある。)
登場人物の紹介かと思いきや、そのまま物語が進行し、主人公の成長とともにちょっと変わった周囲の環境や人間関係が書かれている。
次の内容がどんどん気になり、止まらなくなる。
下巻は、物語が大きく動きエンディングに向かって一気に加速する。一気に読み終えてしまった。
読み終わったあとは、静かな感動と、一人の人生を見たという感覚があり、不思議な余韻の中で、もう一度初めから読みたくなった。
読むのであれば、上巻からすべて読むべき。